「社交ダンスのルーツはワルツ?」
今回は社交ダンスのルーツを調べてみました。
〈12世紀〜16世紀〉
ヨーロッパに起こった芸術・思想上の転換期である「12世紀ルネッサンス」の頃はフロアに輪を作り全員で同じ踊りをする「ラウンドダンス」というダンスが主流で、その後「ラ・ポルタ」と呼ばれる身体を接触させて踊るカップルダンスが登場。このダンスが徐々に貴族達を中心にヨーロッパ各地で広まり、流行します。
〈18世紀〜〉
18世紀後半にウィンナーワルツを男女が向かい合って踊るようになり、これが現在の「社交ダンス」の誕生、と言われています。
〈19世紀〜〉
向かい合って踊るウィンナーワルツは従来の宮廷舞踊と共に典礼儀式などにも取り入れられるようになり、ヨーロッパ各地でワルツが大人気に。 民衆の間ではブルースやアルゼンチンタンゴも広く踊られるようになりました。
そして、日本にも鹿鳴館時代(明治10年代後半頃)にこの文化が輸入され、外交手段として取り入れられることになります。
〈20世紀〜〉
イギリスのカッスル夫妻が従来の「爪先だけで踊る」スタイルから「踵から歩いて踊る」スタイルを誕生させたことにより、より優雅さが増して大人気に。
この頃、イギリスで〈競技ダンス〉というジャンルが確立されます。
また、20世紀後半には北米生まれのジャズ等の音楽月誕生し、流行したことにより、ラテンアメリカ音楽に合わせて踊るルンバ・マンボ・チャチャチャなどの新しいダンスが世界中に広まりました。
歴史ある社交ダンス、更に多様化していくと思いますが、基本を押さえておけばコミュニケーションツールとしてこれからの時代、大いに役に立つと思います。
ダンススペースオオヤでダンスをより一層楽しめるように、是非基本を身につけてくださいね。