今回は社交ダンスの競技会の採点方法について少しご紹介します。
1人ずつ演技する体操競技やフィギュアスケートのような採点スポーツと異なり、同時に多数の選手が競技を行う社交ダンス競技会。
競技会により単独審査もありますが、基本的には複数の審査員の相対的な比較評価に基づいて、選手は選抜されて決勝で順位がつきます。
決勝戦では各審査員は踊っている選手を総合的な視点から主観によって順位をつけ、それらを集計して最終的な順位が決定されます。
現在、多くの競技会で〈スケーティングシステム〉という採点システムが採用されています。このシステムは基本的に多数決で順位が決まり、1位を過半数とれば優勝です。
ただ、このシステムでは多くの審査員が似たような順位をつける場合には比較的妥当と思われる最終順位が決定できる反面、評価が分かれた場合には1人の審査員の結果が最終順位を左右し得るなどの不安定性が問題になる事もあるようです。
そこで審査員の主観ではなく、より客観的で審査精度を上げる〈絶対評価審判方式〉を採用する競技会があります。
次回は〈絶対評価審判方式〉をご紹介します。
私はスケーティングシステムしか経験した事がないので、ちょっと勉強します。(夏休みの宿題⁇)